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2006年5月18日 (木)

味噌っかすではないミソサザイ

 目下のところ、私のターゲットはオオルリです。あの美しい姿と声をぜひとも自分の目で確かめたいのです。
 しかしこれまでのところはフラれてばかり。先日聞いたあの声は、多分オオルリだと思うのだけれど、ついぞ姿は見られませんでした。

 その同じ日、初めて聞いた賑やかな囀り。意外と近い。声のするほうを見上げると、木の幹をちょこまかと動く影。それがミソサザイのものでした。

1843trimings
(かなりトリミング)

 腰を落ち着けて、いいところに姿を見せるのを待つことにしました。
 一回目に発見してから見失うまでに、そのミソサザイは、木の幹から川原へ降り、対岸の藪に消えていったので、待ち場所は川原に設定しました。三脚の水平をあわせ、川原の大き目の石に狙いを定め、携帯椅子に腰をおろして待つこと30分。直径50mほどのところを移動しながらさえずっていたミソサザイの声が突然背後で大きくなりました。

 振り返ってみるとさっきよりかなり近い距離でさえずっています。
 慌てて立ち上がり、体を三脚の反対側に移動し、狙いを定め1枚、2枚、3枚。4枚目を撮ろうとしたところで、彼はまた藪の中に消え、見失ってしまいました。その3枚目が下の写真です。

1903trimings
(20%くらいまでトリミング)

 さっきまでより近いとはいっても、あの小さな鳥を撮るにはまだ結構な距離。
 近くの岩に乗っかることを期待して、続けて待つことにしました。

 待つこと1時間。いいかげんに集中力が途切れ、沢の中に見えるヤマメの子どもや、水辺の苔にカメラを向けたりして、とうとう体とカメラの向きを180度入れ替えたとき、、、先ほどまで狙っていた岩の隣の岩に奴は降り立ったのです。
 慌てて元の位置に戻すも、後の祭り。ミソサザイをファインダーに納めピンをあわせているうちに、また彼は藪に消えてしまいました。後には声が聞こえるだけ。
 悔しい。とっても悔しいです。自分の集中力の持続が悪いことは重々承知していますが、今回のマーフィーの法則にはいいかげん腹が立ちました。

 それはそれとして、ミソサザイ。姿は小さかわいいけど、羽は特に綺麗なものでもない。でもあの声を聞くと、姿を見たくなりますね。写真を撮りたくなります。チビでおしゃべりだけど気になる、まるでうちの子どもたちのようです。

 その後彼は、私のいる川原を中心にしたようなに、あっちで歌ってはこっちで歌いと周りを囀りまわっていました。時には私のすぐ足元の藪にもやってきて、よくとおる歌声を披露してくれました。あのさえずりはやはり縄張り宣言なんでしょうね。
 でも、だとすると縄張りは以外に小さい範囲でしかないことになります。直径50mあれば、食べていくだけのエサを確保できるということでしょうか。
 ちなみに周囲には他のミソサザイの声は聞かれませんでした。

 初見初撮りのミソサザイ。なかなかすばしっこくかわいい奴でした。
 次に行ってもあの場所にいてくれるかな。

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