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2006年11月 4日 (土)

テントから見える鳥

 またまたいつもの河川敷に、こんどはブラインドを張ってみました。
 といっても、鳥見用の迷彩ブラインドではなく、オレンジとグレーの派手な色したワカサギ釣り用のテント。冬に備えて、このテントにどれほどの鳥見効果があるのか、実験です。

 時間は午前6時から11時半まで。あたりが薄明るくなり始めた頃からのスタートとなりました。

 まず現れたのはカワセミでした。
Img_2711_levs_1 
(距離15メートル程度か、テント効果不明)

 こうしてみると、美しくない河原ですね。ゴミだらけの上、留まっているのは木の枝ではなく鉄の棒です。カワセミにとまって欲しかったのは、別の場所でした。

 いつものモズも現れました。
Img_2719s_1
(距離20メートル以上、テント効果関係なし)

 いつもの背景と違って、今回のは朝焼けです。
 テントのある州からは完全な逆光。撮れたのは雰囲気だけ、、、という感じですね。

 テントの効果を感じ始めたのは、水鳥たちがやってき始めた頃からでした。
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(カイツブリ・20メートル、ウ・5メートル  テント効果か)

 カイツブリは私がこの場所で見たのは初めてでした。別の場所で見たカイツブリも、大抵が警戒心が強く、もっと遠かった気がします。カワウについては、まあ、近寄れますが、このときはテントの脇2メートルをかすめていきました。角度が悪く撮れませんでしたが。
 2種とも、こちらから近寄っていったのではこの距離まではけっして寄れなかったでしょう。

 しばらくすると、先ほどからあたりを飛び回って追いかけっこをしていたセグロセキレイとハクセキレイが近くに降りるようになりました。(なぜ、セグロセキレイとハクセキレイが、とは思いますが、2羽は「ペアのように仲良く」飛んでいる印象でした。)
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(距離5メートル程度・テント効果か)

 セキレイは、普段からこちらがじっとしていれば結構近くまで寄ってくる鳥たちではあります。しかし、テントの窓の無い側面で1メートル程度の距離でさえずっている気配が確かにありました。別の時に彼らが降りる場所を見ていると、だいたい同じ場所に降り立って休憩しています。仮にその場所に窓を向けて距離2メートルにテントを張っても、多分降りてきただろうという感触がありました。

 この日、一番テント効果を感じたのは、最終的にスズメの群れが来たときでした。
Img_2797s
(距離3メートル ほぼ間違いなくテント効果)

 これまでの経験では、河原のスズメの群れは決して10メートル以内には近づいてきません。こちらがじっと待っていてもいなくても関係ありません。たまに惚けた奴が足下に来ることはありますが(^_^)
 このときの群れは、私の目の前の草藪に降り立ち、草の芽だか実だかを盛んについばんでいました。草陰で撮れませんでしたが、草の根もと近くの水辺で水浴びもしてました。

<撮影後記>
 テントを張って待つのは、実は私の性分には合わないかと思っていました。でもやってみると意外と快適で、余計な周りが見えない分、かえって集中できる気さえしました。
 私のワカサギ用テントがゆとりの大きさだということも、長く待てた理由の一つかもしれません。150センチ四方で高さも150センチくらいあるため、座面が50センチ程度のいすに座って、伸びもできるし、足も伸ばせます。 

 そして、肝心の効果のほどは、まあ、ありました。少なくとも、身ひとつで待つよりも近くまで鳥が近寄ってきました。あとは、このテントをどうやって、さらに目立たなくするかです。お金をかけずになんとか工夫を加えてみたいとおもいます。

 本当に効果があるならば、、、これからの季節、力強い武器となりそうです。
 だって、テント自体はもともと、氷穴釣りに使っていたものです。岩手県の岩洞湖という、それはそれは寒いダム湖で、氷点下20度近くにまで下がった日でも上着を脱いで釣りができたのです。
 中でコーヒーでも沸かしながら、のんびりとお目当ての野鳥を待つ。そんな鳥見もたまにはいいな、、、なんて思っています。

 

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コメント

スズメの群れの写真とても綺麗ですね。
彩りが素晴らしいと思います。

テント使用とはいいアイデアだと思いましたが、鳥の撮影では一般的なのでしょうか。
窓はいくつの面にあるのですか、透明のビニールがついているのですか。窓のない面に鳥がいるときはテントを回したりできるのですか、質問ばかりですみません、気になったものですから。

投稿: Koyapoo | 2006年11月 5日 (日) 20:24

koyapooさん、
 おはようございます。
 テント(ブラインド)を使った野鳥撮影は結構行われています。プロの写真家で野鳥や野生動物を撮る方は、多分皆使用しているだろうとおもいます。迷彩柄の専用のものが日本野鳥の会などで販売もされています。
 ヤマセミの有名撮影ポイントでは、ブラインド無しでは仲間に入れてもらえ無いという話です。それくらい警戒心が高い鳥だそうですが、ブラインドを張ると、姿を現してくれるそうです。
 ホントかどうか私も今のところ眉唾ですが、そうしたブラインドを張って撮影していると、そのブラインドに目的の鳥が留まったなどとという話も、、、。
 私のテントでは窓はひとつ、入り口はひとつです。窓は当初虫除け網が張ってありましたが、撮影でレンズを突き出すために切り取りました。側面にも今後穴を開けるかもしれません。
 テントは自立式なので、持ち上げて移動したり回したり出来ます。さすがに、すぐそばに鳥が来ているときは驚かせるだろうからやりませんが、、(^^)

投稿: みつわ | 2006年11月 6日 (月) 02:41

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