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2007年1月25日 (木)

増えないオオヒシクイ

 印旛沼で弁当を食べながら、思いついてオオヒシクイを見に行く気になりました。そんなに遠くはないはずです。地図を見ると、車だと多分30分以内でいけそうな距離でした。

 オオヒシクイはこの日、外周道路からは遠く離れた田圃に固まって、一度も近づいてくることはありませんでした。

Img_6990s

 この場所に来るのは10年ぶりくらい。
 ラムサール条約が締結された前後で、NPOの人たちが地元の人に働きかけて「オオヒシクイ米」を始めた頃だったと思います。この干拓地の田圃の所有者たちの中でも理解を示してくれる人が出始めたという程度で、苦労話と将来に向けての夢をNPOのかたから伺いました。

 今、この場所は県や環境省などから、法律などの様々な網をかけられ、しっかりと守られている印象です。オオヒシクイのための冬の間の観察(監視)小屋も建てられていました。保護地域を広げる計画もあるようです。

 ではオオヒシクイたちにとってはいい環境となったのでしょうか?
 監視小屋に詰めていたおじさんによると、必ずしもそうではないようです。
 まず、数の増減は当時と比べてもほとんどないようです。現在、毎年安定して60羽前後がここで越冬しているということです。保護の態勢は厚くなって来ているのに、増えていないというわけです。
 また、広い干拓地の中でヒシクイたちが選んで降りる田圃の数が年々減ってきているというのです。あるいは霞ヶ浦まで飛んでいって一日帰ってこないこともよくあるそうです。

 どう考えればよいのか、答えが見つからないのだと言ってました。

 しかし私は、悲観的に考えたくはありません。人々の保護がなければ、ひょっとすると今頃ここで越冬するオオヒシクイはいなかったかもしれないし、一旦いなくなれば、もう戻ってくることは考えにくいからです。際だった成果は見えなくても続けることが重要なのです。

 NPOの方々を始め、県や国の取り組みに敬意を表します。

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コメント

環境を語るならマイカーを辞めようよ
鳥見の人たちってクルマ移動好きだよね

投稿: なまえ | 2007年1月26日 (金) 00:31

>なまえさん

おっ、初球からストレートの剛速球が飛んできましたね。
ちょっとビーンボール気味ですけどね。
しかも思いもしない方向から飛んできました。

ちょっと頭にきましたけど、言われたこと、
冷静になったら考えてみます。

投稿: | 2007年1月26日 (金) 09:19

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