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2007年3月24日 (土)

タンチョウ 塒入り編

 昼間餌場などで過ごしたタンチョウたちは、夕方、自分たちが安心して眠れるねぐらへ帰って行きます。それはどうやら多くの場合、浅い水辺の水の中のようです。天敵が接近してこない、接近しても気づきやすいというような理由だろうと思います。

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 そうした場所は多くなく、多くのタンチョウが同じ場所へ帰るので、日中過ごしている場所とそのねぐらとを直線的に結ぶ良き所で待つ、というのが「塒入り」の写真の撮り方のようです。
 とは言え、タンチョウたちが思い通りのルートを、望んだ時間に飛んでくれるとは限りません。

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 その意味では、この2枚目の写真はかなり典型的なものかもしれません。
 タンチョウは4羽前後の家族で行動することが多いそうなのですが、この日はそうした小群の塒入りがまばらで、待ちくたびれた頃に一気に来たのでした。
 しかも、夕日が最後の光線の一筋を消した直後の通過でした。

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 印象的だったのは、そのとき一緒に撮っていた人たちの会話。群れの姿が見えた頃から「早く来い、頼む急いでくれ」的な独り言。通り過ぎた直後には「あと1分早ければね」「いや30秒だったとおもうよ」。ほんとうに悔しそうに会話するのでした。
 オノボリさんのように、ただ案内してもらって撮らせてもらっていた私には、実はかなり衝撃的でした。「そんなにまで、完成した絵をイメージして、こだわって写真を撮っているのか」と。
 だから、タンチョウに魅せられている人たちは、狙ったものが撮れるまで何回も通うことになるのでしょうね。

 このことはひょっとすると、今回の道東の撮影行で、一番の収穫だったかもしれません。そう、撮って帰ってきた写真よりも。

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