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2008年3月28日 (金)

白竜湖畔

 白竜湖の良い点は、広い田んぼのど真ん中にあることです。そしてところどころに田んぼ数枚分のハンノキ?の林が残してあったり、他の植物が生えるところが残してあったりするんです。その場所へ行くには田んぼの間の未舗装路を行くしかなく、ふつうクルマは通りません。

 そのうち、湖水から一番近いハンノキ林がアオサギのコロニーになっていました。ど★れどれさんからコメントいただいたように、ここはサギのコロニーとして有名なところだそうでです。

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 上の写真は木2本分くらいですが、実際には同じような状態が20本くらいの木で起こっていました。アオサギをあんなにたくさんまとめてみたのは初めてでした。

 そのコロニーでは、オスが?せっせと木の枝などを運び、メスが?それを受け取って巣を作るという作業があちこちで行われていました↓。しばらくして卵を産んだり雛が孵ったりする頃には、もうすこし緑が増えて見えにくくなっているんでしょうね。観察しづらくなるでしょうが、その頃にももう一度見に来たいところです。

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 それから、田んぼのほうには小鳥たちがチッ、チッと急がしそうに移動して行ったり、田んぼに降りたり藪にもぐったりという姿が見られました。

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 ↑こちらは、今シーズンは今になって初めて見ることができた赤い鳥、ベニマシコ。この子たちはいつまでこのあたりに残るんでしょうね。ひょっとして繁殖もするんだろうか?

 ↓こちらは(たぶん)オス。やっぱり色がメスに比べると濃いですね。ピンボケですが、今シーズン初見の赤い鳥ということでご勘弁ください。

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 ↓そしてこちらはオオジュリン。こちらもかなり可愛いんです。

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 そしてケリ。
 白竜湖のケリは有名なんだそうです。なんでも、ここで繁殖をする個体もいるとか。
 今回はあわせて3ペアを見ることができました。見たのはすべてペア。だだし、写真のこいつ↓は相手がいるのにかなり離れていて、なんだか背中で語るモノノ哀れが渋いですねぇ。

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2008年3月25日 (火)

白竜湖

 かねてより気になっていた、山形県南陽市の白竜湖に行くことにしました。

 ここのところ暖かい日が続いているのですっかり油断していましたが、この朝、道路の温度標識はマイナス2度。到着した朝6時過ぎ、湖面には朝霧が立ち込めていました。

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 白竜湖はあまり高くない山に囲まれた、谷あいにあります。山形市から国道を南下し、小さな峠を越えたところにある小さな湖です。
 それまでの道程ではほとんどなかった霧が、この谷間だけにかかっていました。きっと湖の水温と、空気が溜まるこの地形が影響しているのだと思います。
 もう日は昇っている時間帯なのに、山が邪魔をして光がなかなか当たりません。何処となく幻想的な雰囲気が漂うのは良いのですが、軽装による寒さと霧でピントが合わないのとで、難儀しました。

 やっと日が差してきたっ!と思ったときにハクチョウたちは餌場へと出発です。

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 しかも、一旦晴れたと思った霧が、こんどは先程よりも濃く深く再び覆ったのです。

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 ほとんど何も見えない状況が、かなり長い時間続きました。
 体が冷えて集中力が途切れがちになります。一旦諦めて車まで戻ることにしました。

 で、こういうときに限って撮りたかった鳥たちが出てきたりするんですよね。なかなか車まで帰ることが出来ませんでした。ようやく車にもどったときは、大げさでなく、ホッとしました。

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<撮影後記>
 初めて行った白竜湖は、なかなか手ごわいところでした。
 雰囲気は良くて基本的に気にいったのですが、撮影にはあまり向いていません。
 といういうのは、実はこの湖の周囲の環境のせい。先ほど言った「丘」は麓から天辺まで果樹畑となっているのです。それからすぐ近くを走る幹線道路。ハクチョウが何処をどう飛んでも、人工物が写りこむのです。トラックやら建設機械やら、、、。ハクチョウなどのトビモノは、本来ならほとんど没にしたいところです。

 まあ、カメラアングルを上に向けないように気をつけながら、夏の小鳥を撮るには良さそうです。

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2008年3月22日 (土)

再会2シノリガモ

 「山形県は東北の日本海側」、というイメージをお持ちの方、多いのではないでしょうか。まさしくその通りなんですが、実はその海岸線は秋田に比べるととっても短いのです。
 その短い海岸線のうち秋田寄りの5分の4ほど(感覚的に)は、どちらかというと砂浜タイプ。新潟寄りの5分の1は岸壁タイプ。

 その岸壁タイプの海岸沿いを、以前他人の運転で走ったときに見かけたあのカモはなんだったのか。気になっていたことの答えが、今回の庄内ツアーで判明しました。

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 シノリガモです。そう、ウルトラマンガモで知られるカモです。
 去年の北海道ツアーで見て以来です。神奈川の海にもいることはいたらしいのですが、私は見たことがありませんでした。

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 しかし、相変わらずこの鳥はなかなか近くで撮ることが出来ません。警戒心が強いのでしょうか。上の縦の写真はトリミングです。
 この独特の意匠を、もうちょっとくっきり・はっきり撮りたいのですが、なかなか、、、。

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 この鳥、潜水が得意なカモなわけですが、頭から波を被るのは嫌いらしい。大きめの波が崩れるようなときには、大抵こうやって潜ってやり過ごしていました。
 そういえば、サーファーたちが沖へ向かって出て行くときに崩れる波が来たら、やはりこうやって潜ります。波頭は押し戻される力が強いからなんですが、やっぱりカモもそれが嫌なんでしょうね。

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 本当に撮りたかったのは、数羽がこちらを向いたまま、波の上をこうやってプカリと浮いて越えていくシーンだったのですが、、、。
 イメージの中ではさらに欲張りで、もっと透明感のある青い波がキラキラと輝いて、カモたちも半逆光気味に美しく浮き上がる、そんなシーンでした。

 国道に車を幅寄せして止めていた関係上、諦めて早々に立ち去ったのでした。

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2008年3月21日 (金)

70-200mm

 今思い返してみれば、今回の庄内ツアーでは三脚を一度も立てませんでした。こんなことは滅多にないのですが、そうなった理由に心当たりが2つほど。

 一つは、今回は下見気分であったこと。庄内地方での鳥見が初めてということは書きましたが、鳥見以外でも酒田市や庄内町には足を踏み入れたことがなかったのです。
 もう一つは、というか、だ・か・らというか。70-200を30Dに付けていた時間が長いこと。500mmに比べるともともと手ブレは起こしにくい短い焦点距離のレンズである上にIS付き。しかも曇天とはいえ、開けた明るい水辺での撮影という、常に抱いている手ブレの不安をこの日は感じなかったせいだと思います。

 さて、上池下池を見たあと、初めての酒田市へ。目当ての一つは、最上川河口にあるスワンパークを見ておくことでした。

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 ここは、冬の間のハクチョウ飛来数が日本一だそうで、今シーズンのハクチョウがいる間に一度は見ておきたいと思っていたところでした。

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 まあ、ハクチョウはいるにはいましたが、ちょうどエサのモミガラ?を撒く時間にタイミングが合ってしまい、そのえさに群がる白鳥にあまり魅力を感じませんでした。

 でも、そんな状況でも可愛いのはカモたちでした。

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 つい、常に大勢の人々が思い思いの方向へ歩いていく、東京の渋谷ハチ公前交差点を思い出してしまう風景でした。

 で、話は戻るのですが、70-200mm。何度も言うようですが、ピントが早いのはほんとに嬉しいですね。おかげでこのスワンパークでは、これまでにほとんど撮れなかったような写真を何枚か撮ることができました。

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(飛び立ち直後)
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(下2枚、脇のほうから群れに混ざろうと飛んできたメス)

 まあ、良い写真とは決して言えませんが、とっさの飛びモノにこれだけ対応できるなんて、やっぱり嬉しいですよね。これまでどんだけ鈍い写真を撮ってきたのか、あらためて思い知ることが出来ました。

 最後は仲間から離れて一人たたずむウミネコ。
 もうちょっと水平の位置を考えて撮るべきでした。

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2008年3月20日 (木)

庄内ツアー

 「いつもと違う鳥が見たい!」
 そう思って、山形県の日本海側・庄内地方へと行ってきました。鳥見としては初庄内です。

 まず行ったのは、ラムサール条約への登録が(いまさら)取り沙汰されている上池・下池(鶴岡市)でした。
 前に、プロカメラマンのTさんが来られたときに案内しようとして、結局伊豆沼に行くことになったところです。(あとで知ったのですが、あの時行っていても池はほとんど凍っていて水鳥は奥の奥にかすかに見える程度だった様子で、冷や汗モノでした)。

 現地に到着したのは朝6時台。ちょうど、まだ北へと旅立たずにいた残り少ない白鳥の出勤時間でした。

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 私が見送った群れは4グループ。わずか10分ほどの間に池から白鳥はいなくなってしまいました。到着があと少し遅れていたら、マガモとオナガガモだけの、内陸でもありふれた池と同じ姿だったかもしれません。

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 とは言っても、この池の環境自体はそんなに悪いものではありません。池の前には狭いながらも湿地が整備されていて、ヨシ原ではホオジロが盛んにさえずっていました。
 背後の山は照葉樹の森。ノスリが狭い上空を一回り旋回して去っていきました。
 池の脇には由緒正しそうでそれなりの境内を備えた寺が。この寺の針葉樹からは、ついに姿を見ることはできず識別できませんでしたが、何かの鳥がナワバリを宣言しているかのような声で鳴いていました。

 この広くない谷戸でこの日目立っていたのはアオサギでした。時々発する声は湿地の隅々まで届きますし、飛べばあの巨体ですからかなり目立ちます。

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 上の右側は幼鳥でしょうか。色がまばらというか、まとまりがありません。しかもなんだか寂しげ。巣立ちした雛たちには、たくましく生きてもらいたいものです。

 しばらくぶらぶらしていると、頭上を一羽のカラスが飛び去ろうとしていました。よく見ると口ばしに巣材らしきものをくわえています。鳥たちにとっても春は確実にやってきているのですね。

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 ↑買ったばかりの70-200を30Dにくっつけていたおかげで撮れた写真。オートフォーカスが早くてシャープなこのレンズは重宝します。マジ、買ってよかった。

 で、朝出勤して行ったハクチョウたち。この日あちこち庄内を回ったあとの帰り道の田んぼで発見しました。

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 田んぼに口ばしの根元まで突っ込んで、いったいナニを食べているのでしょう?
 雪が解けて「ようやく食べ物にありつけた」と彼らが思っているかどうかは知りませんが、そう言わんばかりの勢いで土をあさっていました。

<メモ>
 山形から上池までは車で2時間ほど。あと数分は知らせれば海、という立地にあります。夏はハスの花が一面を埋めるそうで、新潟の瓢湖のようにヨシゴイが見られるといいなぁ、と期待しています。

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2008年3月14日 (金)

再会

 去年の11月に山形市内で出会って以来のルリビタキ。

 あの時、山形市内で見られるのは珍しいというコメントを頂いていたので、もう会えないかと思っていましたが、春の風を感じて帰ってきてくれたようです。多分あと少しすればきっとまたどこかへ行ってしまうのでしょうけれど。
 つかの間の再開を心の中で喜んだ一刻でした。

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<メモ>
 ルリビタキの♂若と♀の区別が、当面の私の課題であるわけなのですが、これはメスではないかと考えています。なぜなら、♂ならあるはずの小雨覆の青い部分が見つからなかったからです。といっても常に不安は残るんですけど、、、despair

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2008年3月10日 (月)

久しぶりの川原

 3月始め、久しぶりに川原の鳥が見たくなって、馬見ヶ崎川に行きました。山形市街地から見ると東側から北側へと流れている川です。お目当ては、しばらく前の情報でタゲリがいると聞いていた場所。

 案の定、タゲリは見つけられませんでしたが、タシギを見ることができました。

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 東京品川の野鳥園で見て以来です。そのときの印象で、イメージは「汽水域の干潟の鳥」だったのですが、どうやら(当然?)内陸の川原でも見られる鳥のようですcoldsweats01

 この日は久しぶりに気温が上がらず寒かった日。雪が降っていない間は良かったのですが、降り出すと急に冷え込んできました。タシギもやっぱり寒かったようで、、、。

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 口ばしを羽の下へ入れて、じっと動かなくなりました。でも、目はしっかりと見開いて警戒だけは怠っていなかったようです。しばらく待ったあとで私が近づいていくと、5メートルほど間を詰めたところで飛ばれてしまいました。

 雪は日ごろ賑やかなセグロセキレイにとっても、やっぱり辛いのでしょうか。雪が降り始めるとじっとしている時間が長かったようです。

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 結局、雪が本降りになったのはほんの一瞬でした。あとはどんよりと暗い空を残してチラチラふったり止んでみたり。そういえば、夜にはどんどん降って数センチの積雪を残しましたっけ。

 いずれにせよ降ったりやんだりする中、この日はほかにイカルチドリ・キジ・ノスリ・ダイサギ・トビ・コガモ・オナガガモを見ることができました。下は大急ぎで堤防を走るキジ君です。

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<メモ>
 このごろまともに鳥見に行けません。そこで、お蔵入りにしようと思っていた3月初旬の写真を引っ張り出してしまいました。

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2008年3月 1日 (土)

ニュー・レンズ

 ついに我慢の糸が切れちゃいました。憧れの白レンズ。

 一部の方は、おっ、と思われたかもしれませんが、残念ながら大砲ではありません。
 買ったのは70-200mmF4L IS。中古。

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 大砲を買うまではと思って、ずっと我慢してきたんです。でもね、実際、それを買おうと思ったらかなり先になっちゃいますよ。中古でも60万円超ですもん。
 でも、その間にも子どもらの運動会はあるし、友人とスキーに行ったら撮りたいし、うまい人と撮影に行ったら、かならずその人たちは70-200を持ってるし(ただしその場合は大抵F2.8だけど)。
 けど、私はF2.8は考えませんでした。値段もさることながら、重さ大きさが私の使用目的・使用スタイルには多分合わないと思ったから。

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 これまでは、シグマの70-300F4-5.6APO DGを持っていました。これ、写りは悪くないんです。でも、明るさとフォーカススピードの点で大いに不満があったわけです。
 娘の運動会のリレーの写真、AI SERVOで追いかけたら、全然ついてこない。しまいにマニュアルでとるようになりましたが、歩留まりが悪く、家族に顔が立ちません。

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 今回、決心した最大のきっかけは、やはり先日プロ写真家のTさんと行った伊豆沼・内沼での体験ですね。プロ使用に耐えるように作られた道具の素晴らしさ。カメラも素晴らしかったと思うのですが、レンズも凄い。現場で感じたフォーカスの速さはもちろん、写りも当然、ケタ違いだったんです。
 これは、なんとしても一本は白レンズを手に入れて、自分の中の標準を上げておくべきだと考えた訳です。今回の70-200F4は白レンズの中では多分一番手ごろなレンズでしょうが、それでも白レンズ。ネット上では評価も相当高いし、プロの使用にも耐えるハズです。(注、私はプロではありませんpig)。

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 早速、カメラに取り付けていつもの霞城公園へ。せっかくですから軽くファーストインプレッションを書いておきますと、、、、、。

 ・軽いし、持ちやすい。これなら普段の通勤バッグのお供にできます。鳥撮り中のサブカメラ用にも許容範囲ですね。KissデジNとも相性は悪くありませんし30Dでもバランスは悪くなかったです。
 ・手ぶれ補正はス・テ・キheart
 ・フォーカス早っ!!カメラも向けてないうちに、もうピントが、、、、合いまへんな。ちゃんと向けて、シャッターボタンを半押ししたとたん、もう合ってる感じです。
 ・色が自然でくっきりしてる感じ。ちゃんと出てる気がします。シグマはその点、すこし淡白な感じがしていたんですよね。いつも使ってる超望遠ズームもそう。70-300もそう。
 ・F4で200mmだとかなりボケ効果も味わえます。そのボケの感じもいいですよね。

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 今回の写真は2日にわたって、KissDNと30Dを少しずつテストしたものです。体にはカメラ一台だけ、三脚もバッグも無し。なんと身軽なことか。天気のせいもあったけど、これはたまには味わうべき爽やかさでしたね。

 その身軽さは、鳥撮りにも影響がでてきそうです。最大200mmのズームレンズ(換算320mm相当)でもこれだけ寄れると、普段500mmを持って何をやってるんだろう?という気にもなってきますね。(だから今後はこれ一本で、ということには絶対ならないですけど)。

 まあ、買ってよかった。それだけはとりあえず言えそうです。

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