ブラインドの色
本題には後ほど入るとして、きょうはまず、私がときどきブラインド代わりに使用するワカサギ釣り用テントをご紹介します。日本野鳥の会などに比べると安い(確か5~6千円)けど、効果ありの一品です。
まずはスペックから。
外見は普通のキャンプ用テントですが、もともとワカサギ釣り用なので、底面はありません。
幅・奥行き・高さともに、たぶん150センチくらいはあります。だから撮影中は結構快適です。足を伸ばしては寝転べませんが、椅子に座って伸びをしたり、体を動かしたりするのに不都合はありません。
レンズを出している窓は、もともとは虫除けネットが張ってあった覗き窓。ネットは切り取ってしまいました。座面30センチ程度の椅子に座って、ちょうど良い高さにあります。ジッパーで下から上へ閉じられるようになっているので、窓の大きさは調節できます。
設置にはおよそ5分かかります。(もう少しかかるかな?正確には測っていません)。
日本野鳥の会の迷彩ブラインドに比べると大きなディスアドバンテージですね。モンベルのカモワッチブラインドに比べるとどうでしょうか?撤収にはもっとかかっています。
収納すると、長さ約55センチの筒状になります(写真左側)。重さは約2キロ。登山用のリュックに入れても大きいですが、車やバイクで運ぶ分にはコンパクトで適当なサイズです。
ちなみに写真右側はホームセンターなどで1000円で売っている折り畳椅子。折りたたんで平らになるタイプのものより安定していて座り心地がよく、持ち運びが楽です。
このテントと椅子と三脚を250CCのスクーターの荷台に積んで、カメラ機材を荷室に入れて撮影に出かけるのが、テントを使うときのスタイルです。
というのが大まかな紹介なのですが、ここからが本題。
課題もあるのです。それは、このハデハデな色。これがどの程度野鳥撮影に悪影響を及ぼすのでしょうか。モズは7メートルまで寄ってきました。もっと地味な色ならもっと近くまで来てくれるでしょうか。あるいは迷彩なら、、、。
そこで、今回コチドリの撮影にはこんなものを用意しました。
ヤフーオークションで見つけた迷彩ネットです。うたい文句は「本物・赤外線を通さない」ということでした。2.4m×1.7mで1500円でした。2枚かけています。
モノはレースのカーテンよりスケスケです。頭から被ってみると、昼間だと人間のシルエットは多少ごまかせそうです。 最近ときどきその格好でフィールドを歩いています。
テントにかけてみると、多少はオレンジ色が押さえられました。ちなみにレンズにかけているのは100均で買った唐草模様のバンダナです。
さてこうしたこと、効果あるんですかね?
野鳥観察暦の長いある人は、「要は人間のシルエットが鳥を怯えさせるのだ」といいます。だから立っているより座った姿勢、座っているより腹ばいのほうが鳥が近くに来るのだと。シルエットさえ隠せれば何でもいいのだと。だとすると、このネットは意味があまりないことになりますね。
それと、そもそも鳥の目を誤魔化すのに「迷彩色」は意味があるんでしょうか。
イラク戦争などで暗視スコープで見た映像がニュースで流れていましたが、赤外線を見る道具を使った場合には、迷彩色はまったく意味を成していないことがわかります。(なのになんで兵士たちは今も迷彩を着続けるのでしょうか?白兵戦用?)
じゃあ、紫外線を可視光線として捉えているという鳥の目には、どのように映るのだろう。虹の色を人間とは違った物に見ている鳥の感覚は、想像できないですが、きっと全然意味がないのではないか、そんなふうに感じることもあるんですよね。
でもやっぱり、兵士たちは迷彩を着るし、モンベルや日本野鳥の会のブラインドは迷彩だし、やっぱりそれなりの意味がありそうな気もするし。
いずれにせよ、気分的にこのど派手なオレンジ色だと、「鳥が寄ってこないような気がする」んですよね。だから、それこそ意味が薄そうなスケスケの迷彩ネットに3000円もかけてしまったわけです。そして、今の気分のままだといずれ我慢できなくなって、モンベルの迷彩ブラインドを買ってしまいそう。そんな衝動がときどき突き上げてくるんです。
だれか、「鳥見に迷彩色は、全く、全然、これっぽっちも意味がない」という証拠、知らないですか?




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