2007年4月16日 (月)

ブラインドの色

Img_0077s  本題には後ほど入るとして、きょうはまず、私がときどきブラインド代わりに使用するワカサギ釣り用テントをご紹介します。日本野鳥の会などに比べると安い(確か5~6千円)けど、効果ありの一品です。

 まずはスペックから。

 外見は普通のキャンプ用テントですが、もともとワカサギ釣り用なので、底面はありません。

 幅・奥行き・高さともに、たぶん150センチくらいはあります。だから撮影中は結構快適です。足を伸ばしては寝転べませんが、椅子に座って伸びをしたり、体を動かしたりするのに不都合はありません。

 レンズを出している窓は、もともとは虫除けネットが張ってあった覗き窓。ネットは切り取ってしまいました。座面30センチ程度の椅子に座って、ちょうど良い高さにあります。ジッパーで下から上へ閉じられるようになっているので、窓の大きさは調節できます。

 設置にはおよそ5分かかります。(もう少しかかるかな?正確には測っていません)。
日本野鳥の会の迷彩ブラインドに比べると大きなディスアドバンテージですね。モンベルのカモワッチブラインドに比べるとどうでしょうか?撤収にはもっとかかっています。

Img_0269s_1  収納すると、長さ約55センチの筒状になります(写真左側)。重さは約2キロ。登山用のリュックに入れても大きいですが、車やバイクで運ぶ分にはコンパクトで適当なサイズです。

 ちなみに写真右側はホームセンターなどで1000円で売っている折り畳椅子。折りたたんで平らになるタイプのものより安定していて座り心地がよく、持ち運びが楽です。

 このテントと椅子と三脚を250CCのスクーターの荷台に積んで、カメラ機材を荷室に入れて撮影に出かけるのが、テントを使うときのスタイルです。

 というのが大まかな紹介なのですが、ここからが本題。

 課題もあるのです。それは、このハデハデな色。これがどの程度野鳥撮影に悪影響を及ぼすのでしょうか。モズは7メートルまで寄ってきました。もっと地味な色ならもっと近くまで来てくれるでしょうか。あるいは迷彩なら、、、。

 そこで、今回コチドリの撮影にはこんなものを用意しました。

Img_0073s  ヤフーオークションで見つけた迷彩ネットです。うたい文句は「本物・赤外線を通さない」ということでした。2.4m×1.7mで1500円でした。2枚かけています。

 モノはレースのカーテンよりスケスケです。頭から被ってみると、昼間だと人間のシルエットは多少ごまかせそうです。 最近ときどきその格好でフィールドを歩いています。

 テントにかけてみると、多少はオレンジ色が押さえられました。ちなみにレンズにかけているのは100均で買った唐草模様のバンダナです。

 さてこうしたこと、効果あるんですかね?
 野鳥観察暦の長いある人は、「要は人間のシルエットが鳥を怯えさせるのだ」といいます。だから立っているより座った姿勢、座っているより腹ばいのほうが鳥が近くに来るのだと。シルエットさえ隠せれば何でもいいのだと。だとすると、このネットは意味があまりないことになりますね。

 それと、そもそも鳥の目を誤魔化すのに「迷彩色」は意味があるんでしょうか。
 イラク戦争などで暗視スコープで見た映像がニュースで流れていましたが、赤外線を見る道具を使った場合には、迷彩色はまったく意味を成していないことがわかります。(なのになんで兵士たちは今も迷彩を着続けるのでしょうか?白兵戦用?)

 じゃあ、紫外線を可視光線として捉えているという鳥の目には、どのように映るのだろう。虹の色を人間とは違った物に見ている鳥の感覚は、想像できないですが、きっと全然意味がないのではないか、そんなふうに感じることもあるんですよね。

 でもやっぱり、兵士たちは迷彩を着るし、モンベルや日本野鳥の会のブラインドは迷彩だし、やっぱりそれなりの意味がありそうな気もするし。

 いずれにせよ、気分的にこのど派手なオレンジ色だと、「鳥が寄ってこないような気がする」んですよね。だから、それこそ意味が薄そうなスケスケの迷彩ネットに3000円もかけてしまったわけです。そして、今の気分のままだといずれ我慢できなくなって、モンベルの迷彩ブラインドを買ってしまいそう。そんな衝動がときどき突き上げてくるんです。

 だれか、「鳥見に迷彩色は、全く、全然、これっぽっちも意味がない」という証拠、知らないですか?

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2007年4月15日 (日)

コチドリの春

 先日の偵察鳥見で観察できたコチドリの春を撮りたいと、買ったばかりの30Dを手に河川敷に出かけました。
 現場に着いたのは闇がようやく薄く明るくなりかけた頃でしたが、すでに川原は賑やかで、特にコチドリやイソシギの甲高い声がよく響いていました。先日来たときよりも、コチドリの数が増えているようでした。

 テントを張ってカメラを構え、スタンバったとたん、一つのペアが近くに降り立ち、なにやら親しげな風情。

Img_0032s

 オスが尾羽をいっぱいに広げ、メスに巣穴候補を案内していました。
 この後何度か同じような様子を見ましたが、どうも尾羽の真下が、オスがメスに示したい場所のようです。
 示されたメスは体をその穴にうずめ、いろんな角度で座り心地を確かめているようでした。
 この写真のときの穴は結果的にメスのお気には召さなかったようです。

 そして、鳥たちの恋の季節といえば、、、交尾。きょうは2ペア覗かせて頂きました(^^;
 追いかけっこをしていたかと思うと、それまで逃げる立場だった方(♀)の動きが止まり、鬼役(♂)がじわじわ近づいてきます。そして、オニは♀の30センチほど手前で立ち止まり、胸を張ってこういいます。

 「わっはっはっ、観念したか。げへへへへ」(下品でスミマセン)
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(トリミング)
(もっと直立しているシーンもありました。その写真は次への宿題、と)

 そしておもむろにメスに飛び乗って、、、。
Img_0124_tris
(トリミング)

 でもね、ほんとに交尾だったのかどうかハッキリと言えません。というのは、この写真のときも、その前に見たときも、先日見たときも、物理的にどこがどうつながっているのか見た限りぜんぜんわからなかったからです。

 メスにオスが乗っかっていた時間、40秒。なぜかだいたい同じなんです。その間、ほとんどずっと乗っかっているだけ。
 もし交尾したとすれば、その最後の一瞬。オスがメスから飛び降りた、と見えた瞬間だけだと思います。この写真↓ではなおさらよくわかりませんね。すみません。

Img_0125s

 ところで、家に帰ってきて、さきほど改めて一冊の写真集を見ました。和田剛一さんの「SING 野鳥同棲記」。ここにもコチドリの様子があるのですが、驚きますね、その魅力的な写真に。凄いです。自分で同じ被写体に挑戦してみて改めて思います。
 このイメージを大切にしてもう一度挑戦だ!

<メモ>
 おととい届いた30D。息子のスナップは撮ったけど、鳥撮りに持ち出すのはきょうが初めてでした。
印象。
▼やっぱり持ちやすくしっくりくる。▼AIサーボが若干使いやすい気がする。▼背面液晶モニターは大きくて◎。▼背面の電子ダイヤルは使いやすい。▼KISSよりもシャッターボタンを押す深さが浅く、軽い感じで私は気に入った。▼(まだちゃんと理解してませんが)これは使えそうだ、というようなKISSにはない機能があることが判明。などなど。

 全体的な印象としても、なるほどワンランク上のカメラだなという感じです。

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2006年12月 7日 (木)

KissDNにオリンパスのアイピース

 キヤノンの一眼レフのウィークポイントの一つは、ファインダーだと思います。
 今に始まったことではないようですが、今使っているEOS KissDNもファインダーは良いとはいえません。ピントを合わせるのも一苦労です。これはよく言われているので、私の腕の問題ではなさそうです。

 そこで、今回、ファインダーを拡大して見せるという「マグニファイア・アイピース」なるものを購入しました。

Dscf0005s オリンパスの「ME-1」というアイピースです。倍率は1.2倍。値段は4200円でした。

 他に、ニコンのアイピースでも2種類製品が出ていて、KissDNにもはめられることが、ネットを調べるとわかりました。そちらの値段は、ひとつは4000円程度、一つはかなりお高い(度外視した)ので忘れました。

 さて、このME-1を私のKissDNにはめてみると、こんな感じになります。

Dscf0002s_1  Dscf0007s Dscf0003s

 まあ、ちょっと不格好ですが、ガタもなくきちんとはまるので良しとします。

 で、その肝心の効果のほどですが、「格段の違い」は得られません。所詮1.2倍の倍率です。
 まず実感では、少しピントを合わせやすくなった気がします。私はマニュアルフォーカスを多用するので、これが一番重要です。このための購入でした。
 そのほか▼ファインダー内の情報は過不足なく見られます。▼物理的に出っ張ったので、額でカメラを押さえるのが難しくなりました。▼ファインダーのラバーはしっかりしてそうなので、カメラを肩からぶら下げているときに、ラバーを無くしてしまうのではないかという不安は解消されました。

 肝心の、得られた写真については、
 「歩留まりが、少し上がったかな?」という程度。
追記(07.1.20) 上記の私が評価した分について訂正します。一月ほど使ってこれまでの写真を振り返ってみますと、かなり歩留まりが上がっています。つまりピンぼけの写真が減っています。あと、飛び物の手持ち写真でも合焦しているものが増えているので、マニュアルでピントを合わせるまでの時間も短縮されているようです。

 そういうわけで、このアイピースの価値を、私なりに金額に置き換えてみますと、、、。
 「4000円は高い」。でも「2000円なら買い」というところでしょうか。
追記続き> 従って、4000円はその価値があったと思います。
 ヤフーなどからME-1を検索してここへ辿り着かれている方が今も結構あるようなので、ちゃんと評価を書いておきたいと思いました。

<メモ>
 私はもう20年以上前、AE-1というカメラを持っていました。気に入って使っていたのですが、あるとき友人のニコンのカメラ(FEだったかな?)を覗かせてもらったとき、ファインダーの明るさとピントのあわせやすさに愕然としたものでした。「次はニコンだ」と思ったものでした。

 今、KissDNやDXは、デジタル一眼のスタートカメラとして高い評価を受けているようです。値段もリーズナブルだし、性能を否定しません。
 でも、なんでファインダーくらい、もっと見やすくできないんだ!!
 なんで、ファインダーの弱点があるのに、それを補うアイピースを出さないんだ!!

 今後、キヤノンさんが、売れるだけのカメラじゃなくて、愛着を持って使ってもらえるカメラ作りをされることを願います。

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2006年4月20日 (木)

エクステンションチューブ

 先日、エクステンションチューブなるものを購入しました。(エクステンダーではありません。いわゆる接写リングと言うやつだと思います。)
 モノはこんなの↓。

Img_1103s

 マクロ系についてはまったく知識も無く、道具についてもほとんど知らなかったのですが、キヤノンのレンズカタログに載っていた「クローズアップレンズ」と「エクステンションチューブ」に付いては、最近いくらか興味を持っていたのです。

 驚いたことに、エクステンションチューブとはまさしくチューブで、↓このようにレンズ1枚さえ入っていないシロモノだったのです。正直、ビックリです。レンズとカメラの距離をあけることで、ピントをより近くで合うようにできる、つまり最短撮影距離を短くしてしまえるというわけ、だそうです。
 ならば「安いのでも良いや」と思ってケンコーの商品を買おうとすると、注意書きに「EF-Sレンズには使えません」ですと。で、販売価格にして2000円ほど高いこちらを買うことにしました。ちなみに価格は8000円程度です。安いような、高いような、、、。

Img_1105s

 実はカメラ屋には、シグマから今年に入って発売された17-70mmを、かなりまじめに購入するつもりで行ったのです。そのレンズはレンズ先端から3センチの距離まで寄れて明るい(F2.8~)というのがウリのようです。
 最近鳥を撮るために公園などに行くと、春を満喫している植物や昆虫を目にするようになり、こうした季節感をも、鳥を撮る合間合間に撮れたらいいなぁと考えていたのです。
 で、実際に店に行って現物を見て、いつもの私の優柔不断病が発症したのです。「投資しておいて、本当に使うのか?」「今のEF-s18-55mmでいけるんじゃないの?」と自問自答です。いつもこうして、タイミングを逃したり、安物買いの銭失いを続けてきました(^^;

 ともあれ、そんなときに目にとまったのが、エクステンションチューブだったのです。値段も手ごろだし、使用機会が将来少なくてもまあ許せるし、小さいからあまり邪魔にならないし、これを使ってマクロ写真撮って、面白ければステップアップしても良いし。
 結局店を出たときには、これを購入していたというわけです。

 このエクステンションチューブが、どんな効果があるのか、軽く実験をしてみました。

Img_0843s_1  こちらは1センチマスの書かれたカッティングマット。これにカメラをできるだけ正対するように置き、黒い点をフォーカスのセンターセンサーに重ねるように撮りました。

まずは、EF-s18-55mmf3.5-5.6Ⅱの広角側チューブ無し。最短撮影距離はカタログで28センチでした。

Img_0845s それが、チューブをつけるとこんな感じ。

いくつかのレンズで試した中で、写した範囲の狭さという点では1番でした。

但し、このときレンズ先端につけてあるプロテクトフィルターと対象物の間はほんの数ミリ。実際のフィールドではあまり使えないのではないでしょうか。

Img_0844s_2 一方こちらは同じレンズの望遠側(55mm)での最短撮影距離撮影。

チューブ無しバージョンです。

Img_0846s そしてこれがチューブ使用。
レンズ先端からは5センチ程度だったような気がします。 

 私のカメラはCANONのKissDNなので、CmosセンサーはAPS-Cサイズ。そのセンサー上に、4×3cmの画像を写しこめるとしたら、倍率は何倍くらいになるのでしょうか。

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