2007年3月28日 (水)
2007年3月26日 (月)
なぜか哀愁 浜の海ワシ
例年に比べて、今年は流氷がほとんど羅臼側に降りてこなかったそうです。浜で多くの時間を過ごすことになったオオワシやオジロワシたちからは、なんとなく哀愁が漂っていたのでした。
今回の道東撮影行は、4泊5日の旅でした。 そのうち、あらかじめ予約しておいたのは1泊目だけ。流氷と海ワシの写真をメインに考え、その撮れ具合であとの予定を考えようというものでした。
しかしながら肝心の海が↑こんな状態だったもので、結局羅臼に3泊してしまいました。これまでご紹介した写真の多くは、待っている間に足を伸ばした先で撮ったものでした。
海ワシたちも遠くを見つめ、私には氷の到着を待っているように見えたのです。
2007年3月25日 (日)
朝 塒のタンチョウ
まだ若いカップルでしょうか。子どものいない2羽のタンチョウが大きな群れから離れて静かに朝を迎えていました。
それまでどちらか一方しか顔を上げなったカップルですが、日が昇る直前、ようやく同時に山のほうを見たのは偶然だったのでしょうか。
そして日の出。
本当に冷え込んだ朝にはタンチョウのはく息が白く見えたり、湖面から立ち上る湯気が周りの木々に絡んで凍りつくなどして、それはきれいな風景ができるということです。
ところでこの場所にはオオハクチョウのほうが多くいて、画像に取り込むかどうか微妙な動きをするのでした。タンチョウよりは活動的で、いなくなったかと思えば、またいつの間にか入ってくるという具合に苦労させられるのでした。
「タンチョウを」撮りにに来ていた友人や周りの人は、かなりこのオオハクチョウたちを嫌っているようです。私などは何度かオオハクチョウにもカメラを向けたのですが、彼らは徹底的に撮らなかった様子でした。
そういったところでも、写真一枚一枚を撮るときの真剣さの違いが出てしまう、、、と捉えるべきなのでしょうか。
もう一つ前回の続きで話をすれば、これまでの私であれば、最初からシルエットになるのがわかっているような場所に位置取りはしなかったと思います。
しかし、こうして出来上がった写真を見てみると、これはこれで成り立っているし、そういえばこうした写真を絵葉書などで見ることも多いですよね。そして、それらの写真はたいていの場合美しい。
今回の対象鳥がタンチョウというシルエットの大きな特徴的な鳥であるということは、シルエット写真が成立することと無関係ではないでしょう。でも、そもそも私にはその発想はこれまでほとんどなかったということです。
こればっかりというのもどうかとは思いますが、今回の旅で私の写真の懐が、ほんの少し大きくなったのではないか。そんな気がしています。
日がずいぶん高くなると、シルエットはあまりいい効果とはならなくなってくるようですね(^^;)。それと、、、!手持ちで撮り始めたとたんに水平が歪んでくるのは、いろいろ技術を言う前に何とかしないといけない課題ですね。
2007年3月24日 (土)
タンチョウ 塒入り編
昼間餌場などで過ごしたタンチョウたちは、夕方、自分たちが安心して眠れるねぐらへ帰って行きます。それはどうやら多くの場合、浅い水辺の水の中のようです。天敵が接近してこない、接近しても気づきやすいというような理由だろうと思います。
そうした場所は多くなく、多くのタンチョウが同じ場所へ帰るので、日中過ごしている場所とそのねぐらとを直線的に結ぶ良き所で待つ、というのが「塒入り」の写真の撮り方のようです。
とは言え、タンチョウたちが思い通りのルートを、望んだ時間に飛んでくれるとは限りません。
その意味では、この2枚目の写真はかなり典型的なものかもしれません。
タンチョウは4羽前後の家族で行動することが多いそうなのですが、この日はそうした小群の塒入りがまばらで、待ちくたびれた頃に一気に来たのでした。
しかも、夕日が最後の光線の一筋を消した直後の通過でした。
印象的だったのは、そのとき一緒に撮っていた人たちの会話。群れの姿が見えた頃から「早く来い、頼む急いでくれ」的な独り言。通り過ぎた直後には「あと1分早ければね」「いや30秒だったとおもうよ」。ほんとうに悔しそうに会話するのでした。
オノボリさんのように、ただ案内してもらって撮らせてもらっていた私には、実はかなり衝撃的でした。「そんなにまで、完成した絵をイメージして、こだわって写真を撮っているのか」と。
だから、タンチョウに魅せられている人たちは、狙ったものが撮れるまで何回も通うことになるのでしょうね。
このことはひょっとすると、今回の道東の撮影行で、一番の収穫だったかもしれません。そう、撮って帰ってきた写真よりも。
2007年3月23日 (金)
タンチョウ 日中編
道東にいる間、タンチョウを撮影したのは5回、トータルで10時間くらいになりました。日中に2回、ねぐらに向かう様子を2回、朝のねぐらを1回です。
今回はそのうち、日中の様子を。
雪のあるこの時期、手っ取り早く日中のタンチョウを撮るのには餌場、ということになるようです。伊藤サンクチュアリや鶴見台、国際ツルセンターなどいくつかあるようです。
(伊藤サンクチュアリ)
(後ろのトリさん、ちょっとどいてくれない?なんて言えたらなぁ)
そうした場所では、タンチョウまでの距離もさほど遠くなく、換算800ミリもあれば↑これくらいの大きさに撮ることは結構簡単です。
でも、問題もあります。それはタンチョウがたくさん集まりすぎていること。(カメラマンもね)。それと、餌場の周りには意外と電線や電柱、家などの人工物が多く、知らず知らずにフレームにそうした人工物が入るんです。
(鶴見台)
単独とかペアだけとかの雰囲気のある美しい写真を撮ろうとすると、かなりの時間粘って待って、群れから離れるのを待たねばならないのです。しかもうまく、背景に人工物のない場所に来てもらわねばならない。結構厳しいのです。
今回行ってみてわかったのですが、プロやブログなどにアップされている上手な方たちの写真も大概、同じような位置からカメラを構えて撮られているようです。
ブログなどを拝見していると、彼らも、必ずしもたっぷり時間をかけているわけではなさそうです。どうやって、いいシーンをものにしているんだろう。こういうところでも、ウデの差が現れるわけですね。
(あ~あ、翼が切れちゃった)
トリが集まる場所がわかっていて、ねぐらを出て餌場に集まったり、ねぐらに戻ったりする時間帯もだいたいわかっていれば、こうした飛翔シーンに出くわすことは、わりと簡単です。
でもだからといって、撮るのが簡単というわけではありません。ここでもウデの差が出ます。
(ブレボケを量産した中では、まともな飛翔カットたち)
タンチョウたちは鳴きながら飛ぶことが多い上、大きい鳥なので、結構遠くにいるときから発見できます。で、撮影のため身構えるわけですね。
ほら、だんだん近づいてくる、パシャッ、パシャッ。
遠いうちはいいんです。でも、近くなってくると、、、結構早いんですよね、飛行スピードが。大きいので優雅にゆったり飛んでいるように思いますが、油断しているとすぐフレームアウトします。遠くを横切ってくれるとまだいいのですが、向かってきたり、頭上を越えていかれると、レンズが長すぎたり、カメラとくっついている三脚が邪魔だったり。
私を案内してくれた友人は、長玉を三脚に取り付けてスタンバイして、それと別に200ミリとか300ミリの「広角」を、肩にぶら下げて撮影してました。なるほどなぁ。
いずれにせよ、タンチョウ撮影の経験や知識も含めて、ウデ、なんですよねぇ。
<メモ>
今回撮ったタンチョウの写真、ネットにたくさん出ているタンチョウ写真と比べてあまりにも見劣りする気がしてね。それと、自分が事前に描いていたイメージのものがあまり撮れなかったもので。アップが遅くなったのは、そんな理由もあったんです。でもふと気づくと、道東旅行はもう一ヶ月も前のこと。意を決したわけです。
次回は「ねぐらへ帰る編」。あとしばらくお付き合い下さい。
2007年3月14日 (水)
動かぬ鳥 ~エゾフクロウ~
北海道で撮った鳥の中で、とても好きになった鳥がエゾフクロウです。友人が案内してくれたポイントのエゾフクロウは、2回行って、2回とも彼のお気に入りの穴にいてくれました。<きょうは似た写真ばかり、多いです>
しかし、この鳥を撮るには忍耐が要ります。タイトルにあらわしたとおり、とにかく動かない。しかも、地元の人たちが暗黙の了解で決めているラインがあって、そこより前に出てフクロウを驚かさないのがルールなのです。
限られた条件の中で、それぞれの撮影者がそれぞれの思いを持って、ああでもないこうでもないと心ゆくまでとることができる。魅力でもあり、しんどいところでもあるわけです。
アングルを変えてみたりカメラ位置を平行移動してみたり、、、、
フクロウのしっかりした存在感に期待して、ズームレンズを引いてみたり、、、
(左300[480]mm弱、右200[320]mm)
なんだかんだやって、似たような写真ばかりかなりのカットを撮ってしまいました。
それでも、光の加減やフクロウの向き、下草の風による動きなど、100%満足の行く写真はなかなか撮れません。
おまけに、家に帰ってモニターで見ると、、、、もう、どれがいい写真なのやら自分でもわけがわからなくなってしまいます。
それでも、そんな中からでも自分のベスト写真と思えるやつを選ばなければ、今後への進歩がありません。
そうして、自分を叱咤激励して、何とか決めたMY BEST は ↓これ。
いかがなもんでがしょ?
う~ん、まだまだかなぁ。
ところで、そんなこんなしているうちに、たまにはフクロウ君にも動きもあるものです。
フクロウの写真撮りは、それがいつ出るか、出るまで集中力を持続できるかにかかっているといえるかもしれません。そうした撮り方が、私がフクロウを好きになった理由の一つかもしれません。
(左; 頭をかく 足が、鳥とは思えない姿かたちですよね)
(右;あくび ではなくて、これからペリットを吐き出そうという、その直前)
(カラスの接近を警戒して、穴の奥へと隠れた。 かなり幹と一体化してしまい、あらためて保護色の意味を考えました)
(左: 猫の接近に、ようやく目を見開いて警戒)
(右: 更なる接近に、いやいや飛び立ち、10メートル先の枝に避難
飛び出しを撮り逃したのが悔しい)
皆さんが、どの写真が良いと感じたか、教えていただければ嬉しいです。
ところで、、、、、
きょうご紹介したのはエゾフクロウですが、本州のフクロウやミミズクも、コノハズクなどを撮ってみたくなりました。と思いましたが、居場所を見つけるまでにまた時間がかかるんだろうなぁ。
2007年3月11日 (日)
2007年3月10日 (土)
遅い日の出
ワシたちが騒ぎ出したわけは、観光船が港にエサをまいたからでした。
ワシたちがまかれたエサをとったり、またすでに満腹となったものが悠然と帰っていく頃、水平線を覆っていた雲の上から遅い日の出が上り、あたりをそれらしい光で照らし出しました。
<メモ>
この頃まで今年は流氷が羅臼の海を覆うことはなく、観光船はお客のため仕方なく港にエサをまいていたようです。ワシたちもそれを知っていて、港近くに集まっていたというわけです。本来なら、前回の写真や今日の写真は、陸からではなかなか撮れないものだったのではないかと想像します。
エサに群がるワシたちの様子も撮りましたが、あまりにもワシたちのイメージを壊しそうなのでアップするのは見送ります。ワシたちもあの巨体を活かすためには格好を付けていられない、そういう姿でした。
2007年3月 8日 (木)
2007年3月 7日 (水)
コオリガモ
今にも雪か雨が降り出しそうに鈍よりと曇った日。あまりにも黒い水面に一度はカモの撮影を諦めたのですが、諦めきれず知床半島の漁港に立ち寄ったらコオリガモのペアがいました。
天気の影響か、決して美しいとは思いませんでしたが、これも本州ではあまり見られない鳥。撮影せざるを得ないでしょう。
私は決してライファーゲッターではないと思っていたのですが、多少、そのケがあるかも(^_^;
♀の第一印象は「お多福」でした。頬の模様がそんな感じに見えませんか?
とすると♂は「ひょっとこ」かな。いや、むしろ、、、、なんだろう。
じっと見ていると、なんだか綺麗な鳥にも見えてきたのが不思議です。
けっこう潜水が得意のようですね。しょっちゅう潜っていたので、その間に近づくことが出来ました。海ガモである以上、潜らないとエサが採れないというこということなんでしょうね。
何を食べているんでしょうか。3枚目の♂の写真をよく見ると、なんだか糸くずのようなものが嘴から出ているのが見えます。きっと植物の繊維だとはおもうのですが。
漁港なので漁船も通ります。船の接近に驚いて飛び去ってしまいました。
(2月23日撮影)
2007年3月 6日 (火)
ウルトラマン
ミコアイサが「パンダガモ」と言われることがあるように、「ウルトラマンガモ」と言われることがあるのがシノリガモ。
そんじょそこらでは見られないこのカモを見ることも、今回の道東旅行の目的の一つでした。
ウルトラマンと言われる所以は、もちろん顔にありそうです。
正面から見ると、ちょっと吹き出してしまいそうになりました。
よくもまあここまでワケのわからない意匠を身につけたものです。
いや、お国のほうではこれが意外とカモフラとなって役に立つのかもしれませんが、北海道で見る限り、この柄は目立って仕方ありません。このカモがおいしいカモならば、漁師さんはこのカモだけを簡単に見つけだしてハントしてしまうことでしょう。
この鳥、そんじょそこらでは見られないと言いましたが、こと道東においては全くそんなことはありません。港やその周辺など、どこの海辺でも見られました。但し、基本的にはとてもとても警戒心が強く、たいていの場合は沖合100メートル以上のところに浮かんでいました。
下の写真はその例ということで、私が最初に見た彼らをなんとか撮ったものです。
ちなみにこの写真。「滅多に見られないカモをみつけたら、是が非でも写真に納めるだけは納めたい」と思って、今回仕入れていった2倍テレコンを使用。なんと換算1600mmでは、三脚使用でこんなに良いお天気でもブレてしまっていました。
自宅のモニターで映像を見て「もう、二度とテレコンは使わない、、、」と思いました。
まあ、もともと「記録写真用に」とは思っていたんですけどね。もったいないので、どこかでもう一度、今度はレリーズも使って、脚は短くセットして試してみます。
(2月22日撮影)
2007年3月 3日 (土)
ゴメ
今回の北海道・道東の旅で一番頻繁に、どこででも見られたのがカモメたちです。残念ながらカモメには全く詳しくないので、驚きも喜びもあまりなかったのですが、関東ではあまり見られない種類も多いようです。
北海道では、それらをまとめて「ゴメ」と呼んでいました。
そうしたカモメたちの、さながら品評会場と化していたのが濤沸湖の白鳥公園でした。
とにかく、数が多い。ヒッチコックの『鳥』をイメージしてしまった人は、多分車から降りられない、そんな光景でした。
事前に調べていた情報や、図鑑などと照らし合わせてみると、このあたりに居たのはオオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメの3種類だったはずです。でも、現地でハンドブック片手に、「あれは○○で、こっちは△△で、、、」とやってみましたが、1年目の羽、2年目の羽、成長、などとそれぞれ少しずつ違うのです。ここには山ほど居るためにかえって混乱してしまいました。それぞれの種が居ることまでは確認しましたが、とうとう識別をあきらめてしまいました。
せっかく間近で見られたので、ドアップも撮ってみました。カモメ嫌いのひとにはちょっとキツイかも。
で、結局この濤沸湖でカモメに対してはお腹いっぱいになってしまい、その後海辺で格好良く飛ぶカモメたちにカメラを向けることはほとんどありませんでした。今にして思えば、ちょっと後悔もありますが、しかたありません。
上の写真は、撮っていた僅かなカットのうちのひとつ。
よく撮っていたものだと思います。これは海ワシを見るために乗った船から撮ったものですが、このときは右も左も海ワシで、持っていった記録メディアが満杯になりかけていたのです。
そんなこんなで、真剣にカメラを向けていなかったゴメたち。ゴメン(^_^;
(上7枚 2月22日、ラスト1枚は2月25日撮影)




















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